合気道の一人一流とは?
「合気道は一人一流である」とたびたび耳にします。
これは、合気道というものは、さまざまな形で表現されるもので、人によってその表現の形が違ってくることが自然なことであるという意味です。
多くの武道が、流派や道場によってそれぞれの特色がありますが、合気道はさらに、個人によってその動きが違うのです。
これは、それぞれのクセもあるのですが、多くは自分の体格や身体能力に合わせた形になっていくためです。
合気道では、自分と相手の関係が一番重要です。
独りよがりな動きでは、合気道の目標である相手との和合もならず、相手を自在に誘導し、投げることができません。
合気とはどういうものかという、個人の考え方も、技や動きに影響が出ます。
合気は相手とぶつからないことが重要だと考える人は、相手の横や懐を流れるような動きになりますし、相手との和は、綺麗な構えから自然と生まれると考える人は、どっしりと構えて相手の動きをそらすような技の組み立てになっていきます。
同じ道場で同じ師範から学んでも、技の形は様々なのです。
合気道は、個性が強い武道でもあるのです。