相手の力を使う合気道
合気道での他の武道との大きな違いといえば、自らの力ではなく、相手の力を利用し、技をかけてしまうという部分があります。
柔道もタイミングと体さばきで大きな相手を投げ飛ばす技術を必要としますが、それよりもさらに相手との和合を求め、技に誘うため、合気道の技は、片手に500グラムのものが持てる程度の腕力があればよいとまで言われています。
合気道は、それだけ力をぶつけあうことを避け、力でなく理合いで相手を制します。
では、その仕組みはどうなっているのでしょう?
合気道の技は、相手の中心点や末端に軽く誘導をかけることで、相手のバランスを崩すことから始まります。
一度崩れてしまえば、相手をそのまま押さえてしまうも、勢いをコントロールして投げてしまうも自在になるというわけです。
無理やり押さえつけたり、相手を持ち上げて投げたりという技はありません。
合気道のほぼすべての技が、相手のバランスを崩し、勢いや体制変化の動きを利用したものなのです。
言葉だけで解説するのは非常に難しいものです。
機会があれば、町の道場での稽古や、演武会を覗いてみましょう。